お気に召すまま

たかが人生 狂おしくBurning love

最後の春

最後の滝沢歌舞伎に行ってきました。


毎年毎年、飽きるほど通った演舞場。
当時シフト制の仕事をしていた私は休みのたびに観劇予定をぶち込み、観劇予定のない日でも演舞場に行けば誰かしらが会場にいるので観劇前友達を見送ったり、終演後に合流して飲みに行ったりと、新橋演舞場で過ごす春は「自担と友達にふらっと会いに行ける楽しい現場期間」だった。

数年前とは打って変わってすっかりプレミアチケットとなってしまった滝沢歌舞伎を当然昔のような頻度で行けるわけもなく、ましてや最後ともあってどうなるかと思っていましたが、ここで自名義が息を吹き返しなんとか入ることが出来ました。最後の最後のチケットに自分の名前が印字されているの、結構嬉しいですね。

当たり前に行けすぎていたので全然撮らなかった写真だって、ついつい撮っちゃったよ。





これまでの記事とかSNSを見てくださってる方はなんとなく感じていたかもしれませんが、私のすのーまんへの熱量は正味前ほどのもどではなくなっている。

別に阿部くんのことを嫌いになったわけではない。SnowManのことも別に嫌いじゃない。何なら今まで通り全然現場も行ってるしカウコンも阿部くんの団扇持って入った。嫌いじゃないって偉そうな書き方だね。

でも、どうしたって心が付いていかないのだ。今まで見ていた景色や環境が一変しすぎて、私はそれに上手く適応出来なかった。私が悪い。

写真を撮りながらこの滝沢歌舞伎って書かれた提灯見るのも人生で最後なんだなーと思った。ほんのり寂しかった。




1年ぶりの演舞場の座席はいつも通りふかふかで、座席がちょっと深くて脚がきゅうくつだった。

2階席だったので前のめりにならないようにと思いながらも、左右席だったのでマジで見えないところは少し首を倒しながら見た。
前の記事で書いた2021年の初日も左右席で、隣の親切な渡辺担のお姉さんが自分の頭で見えなくなってないか気を遣ってくれつつ「全然見えないですね笑」って笑いあったことを思い出した。お姉さん元気かな。勇気がなくて声を掛けれなかったけど、友達になりたかったな。


近年SnowManを見える機会は演舞場以外もう最小がNHKホール(少年収)とかだったので、演舞場で見るとかなり近くて新鮮に驚いた。
もう定番曲になりつつあるひらりと桜でSnowManが出てきて、後ろにでかでかと「ZERO」と書かれた謎の三角の舞台装置のダサさに若干ずっこけながら折角なので久しぶりにSnowManひとりひとりをじっくり見た。

ああ阿部くんのキラキラしたアイドルスマイルに敵うものないな、とか、やっぱり宮舘くんのキレと柔らかさの同居した踊り方だいすきなんだよなあ〜とか、ひかるの抜き感が程よくて相変わらず魅せるのが上手な人だな、とか、見てるうちに色々思い出して涙が出た。

前はこうして、みんなの事を俯瞰しながらよく見ていた。回数入っていたこともあるけど、この子はどんな踊り方をするんだろうとか、だからこそ見えて来る阿部くんの良さも悪さも、SnowManというグループがどんなメンバーで出来ているのか結構見ていた。前にブログで「最初は阿部くんを見に行くためにSnowManの現場に行ってるスタンスだった」的なことを書いたと思うんだけど、今思えばなんだかんだグループへの関心がまだ高かったんだとも思う。

この距離でみんなの踊り方とか表情とか、じっくり見れるのもきっと最後なんだろう。

「敵わない」とか「やっぱり」「相変わらず」とか思っているあたり、やっぱり私がしていることは懐古でしかなくて、いつまでも昔の、彼らをもう少し身近に感じられていた思い出から抜け出せないでいるのかもしれない。
でも、もうそれでいいんだと思う。それはそれで私にしかない、大切なな記憶なことに変わりはない。


そんな事を考えていたら春の踊りが流れてきた。

もう「ZERO」と名乗りを変えてから、聴ける日が来るなんて思ってなかった。昔のことはもう、決して振り返っていかないものだと思っていたから。(終わらないMemorys の初披露はそういう意味だと捉えていたので)

勢いと自信の権化みたいなイントロと音ハメの気持ちいい振り。そうそうこれだよ滝沢歌舞伎!!!!ああここで、昔はアクロバットしてた。SnowManってアクロバット売りのグループだったよそういえば。ズッズッターーンで奥から飛んでくる元社長。みんなそこにはいないはずのタッキーの幻影を、ちゃんと目で追っていた。彼らの中では、引き継いだってやっぱり“滝沢”歌舞伎なのだ。そうしていた時代を忘れずにいてくれたことが、嬉しかった。

そのままいにしえに続く。懐かしい。懐かしいすぎる。たかが5年前とかの話なのに当時は4〜5日に一回くらい聴いていたから、尚更懐かしくて卒倒しそうになった。上品で日本らしい優美さがあるのに、ちゃんと我々が好きなジャニーズらしいポップスの要素が組まれていて何より歌詞がめちゃくちゃタッキーっぽい。なんて形容していいのかわからないけどタッキー&翼の楽曲特有の香りがする。大好きな曲。


私の知ってる春だった。大好きで楽しくて、毎日浮かれていたあの季節。少しずつ近付いてくる春の足並みは、もうすぐ阿部くんに会えるってことの知らせでもあった。


思えば滝沢歌舞伎はいろんな始まりだった。

阿部くんの存在を認識したのも、Jr.担の世界に足を踏み入れたことも、今も仲良くしてくれている友達と初めて会ったのも、取引きっかけで友達が出来たことも、オタクとしてのいろはを叩き込まれたのも、初めて手紙を劇場に預けたのも、やたら銀座エリアの土地勘がついたのも、全部、ここが始まりだった。
本当はそれだけじゃなくて、その後の自分の仕事のモチベーションだったり、物事への価値観だったり、人付き合いだったり。阿部くんのオタクをやっていたことは、その後オタク以外の、自分の生活や人生観の礎になってる部分が結構大きかったりします。割愛しますが。

6年前、今更Jr.担なんて‥と思いながら足を踏み入れたことが、思えば私の社会人生活の大きな支えになっていました。阿部くんがいたから頑張れたこと、数えきれないほどあるんだよ。


SnowManという名前をもらった彼らと同じように、私のいろんな始まりも滝沢歌舞伎が作ってくれていた。



そんな大事なことに冒頭3曲くらいで気付いてしまったもんなので、この時点でかなり号泣していた。
結果的に人生に大きなきっかけを作ってくれた作品をもう二度と生で見れないんだと思ったら、私の人生のひとつのデカい青春が終わるような気がした。

周りを見たら数人同じようになってる人がいて、何とかここまで残ってなんとかSnowManを追いかけてきた層が垣間見えた気がした。心の中でちょっと握手した。


たった6年で、あまりにも変わった。


私が降りてからクリエ当日券並びの最高記録を更新して卒業したり、全員舞台やドラマの大きい個人仕事が急にもらえたり、突然の増員からあっという間にデビュー、コロナで出来なかったデビューコン、人気爆発、タッキーは退所、今思えば毎年何かしらあった。SnowManを取り巻く環境は目まぐるしく変化していた。ジャニーズ事務所そのものも変わった。一緒に連番してた友達は皆降りていって多分もう半分も残っていない。正直仕方ないと思う。

でも、阿部くんやSnowManのメンバーだけは、いい意味で全然変わらずにいてくれた。

思えばSnowManというグループの扱われ方の変化にはいろんな気持ちになったけど、阿部くん自身に対して嫌な思いを抱いた事って、一度だってなかったのだ。

阿部くんって本当に変わらないんです。
少なくとも私が追い始めた17年以降、これまで自ら端に行ったり積極的にMC参加しなかったりした(これは自分の目で見たわけではなくすの担の諸先輩方の見解の総括です)阿部くんが、やっぱり気象予報士とったくらいかな?いつでも前向きで、無理でしょってことも自信を持って口にして、それを全部実現させてきた。
いつ見てもキラキラした笑顔で、ブレなくて、誰よりもSnowManを誇っていた。デビュー前からいつテレビを点けてもSnowManのメンバーが出てる未来があったら嬉しいって言ってた。2D2Dも初日もひとりだけ泣かずに堂々としてたのは多分だけど今できるSnowManをやりきった自信があったからな気がしていて、それでも自分がコロナでSnowManの初めてのツアーに影響を出しそうになったときには涙を流す人なんです。本当にブレなくて、ずっと尊敬出来る、恰好良い人です。
私は多分、私の持ってないものを沢山持ってる阿部くんに、ずっと憧れてたんだと思う。


やっぱり阿部くんは、私にとってスーパーアイドルで、その気持ちだけは6年前と全然変わりません。


それに同じ時代に同じものを好きになって、いろんな過渡を一緒に過ごして、嬉しいこともやるせないことも嫌で辛くてなんで好きでやってることでこんな想いしなくちゃいけないんだよって苦しみも皆とおんなじように味わってきたことって、どうしても私にとっては青春としか言いようがなくて、どうしても大切で大事で。

今は降りててもそういう体験や思いを共有できる友達が沢山出来たことは、阿部くんに感謝する他ないのです。




LOVEのときに絶対3階席や左右席まで目線を届ける阿部くんが大好きで、それを久しぶりに思い出せて良かった。サビの振り付けを最初から踊っているのはやっぱりさっき懐かしさに震えていた数人で、隣の着物を着た可愛いお嬢さんたちや他のお客さんも彼らを見よう見真似で踊っていた。これでいいんだと思う。これからどうか、末永くSnowManを応援してくれることを静かに祈った。





これからも現場には行く。ドームもそこそこ確保出来てしまったし、阿部くんのことはずっと好きでいたい。
好きでいるために、好きなように応援することが今の私にはベストのように思う。


最近気が付いたけど、どこまで突き詰めたって「趣味」なのだ。

そこに気持ちが追いつけなくなって悲しい想いをする必要も、逆に例えばスケジュールやお金が思うように確保出来なくてどうして周りみたいに応援できないんだと悔しい想いをする必要も、極論、本当はない。


自分の気持ちを俯瞰することは本当に難しいから、せめて何かしら無理をしていることに自分で気が付いたら少し離れるのだって手だ。

離れた期間がオタクとしてマイナスなると思うかもしれないけど、そこでもっと大事なことや、逆にどんなところが好きだったか思い出せる日が来るので、全然マイナスなんかじゃない。こうして私も改めて阿部くんの好きなところを思い出せるきっかけになったのだから。
十分すぎる愛情を注がれているグループだから、好きな気持ちがあるだけで、それはきっと彼らにとって嬉しいことだと思う。思いたい。


千穐楽のライビュのチケットはアラームかけたのにボケっとしてたら4分くらい出遅れて普通に取り逃がした。

昔ならこんなこと絶対しなかったし悔やんで死にそうになって意地でもチケット探してたけど、今は留守番してみんなの感想を楽しみにしながら自分の人生のことをやっている。これでよかったんだと思う。



阿部くん、最後の春を楽しんでね!大好きなSnowManを形作った滝沢歌舞伎、悔いのないように舞って下さい。

今までのSnowManも、明日からのSnowManも、全部大切で大事なものでありますように。滝沢歌舞伎ZEROFINAL千穐楽おめでとうございます。




春の踊りは、よおいやさ!

1年半ぶりにSnowManの現場に行った

 

ご縁があり歌舞伎4月8日の初日公演に行ってきました。


あの日の会場のあったかさとか空気とか、感じたことを忘れたくなくて、メモ程度の下書きを残していたら公演が中止になってしまい世にこの文章を出すタイミングを見失っていたところ、再開の吉報が入ったのでちゃんと書くことにした。

現場主義を掲げる気はないんですが、この記事の内容を要約すると「現場最高!!」という話なので、この時点でモヤモヤしそうな方は読まないほうがいいかもしれません。ご時世的にも…

 

 

改めて、滝沢歌舞伎ZERO2021開幕おめでとうございます。


Jr.時代あれほど毎月現場があって社畜と呼ばれていたSnowManが有観客でパフォーマンスをするのはJapan Expo以来実に1年と約2ヵ月振りでした。(2月に少年収あったらそっち)(滝沢歌舞伎The Movieの舞台挨拶はイベントなのでノーカン)


私はタイには行かなかったので*1阿部くんに会うこと自体はABKAI*2千穐楽以来と、もう少し空いています。ちょっと盛ってるけどタイトル通りおおよそ1年半ぶりの阿部くんです。

あのSnowManが1年半振りの現場って何‥?いやグループとしての活動にこれくらい期間が空くのはデビュー組では全然あることなのは百も承知なんですよ。

今回のすのに関してはJr.時代の現場の頻度からギャップが激しすぎた、まあ少し特殊かもしれないけどデビュー組になったあるあるに加えてもっと特殊、いや異例とも言える理由がありますよね。そうですアイツです、コロナです。

 


まずデビューツアーがなくなった。「すのーまんアジアに進出します!!!」って大々的に打ち出したのにこんな情勢で海外なんてもってのほか、そもそも実施を発表した頃は人が集まるコンサート自体危険視されていた時期だったので、 やる→延期→やる→中止 で配信での実施となった。

 

正直これが一番応えた。何回も変わる開催のボーダーやエンタメ業界への手荒な措置、デビューしてから初めてSnowManがやるステージは何度もそれに振り回された。ありがたいことに単独公演は何度もやらせてもらってたけど、デビューしたら今までよりお金を掛けてもらえたステージで、もっと自信と輝きを増したSnowManに会えるのを楽しみにしていた。何回も謝るメンバーの言葉が辛かった。配信にすることでみんなで同じ時間を共有出来た事はすごく嬉しかったけど、どうしても映ってしまう空っぽの客席はそれが非日常であることを象徴していた。


少年収もなければ多分数あったであろう歌番組の番協も、デビューシングルのハイタッチ会*3も全てなくなった。デビュー組になったことも重なり、あんなチケ業務とスケジュール調整に忙しかった毎日はあっという間に一変してしまった。

 

こんな情勢でなにを呑気で贅沢なことを言ってるんだよとここまで書いて自分でも思いました。メディアにあんなに出してもらってYouTube冠番組も冠ラジオも生配信もSNSもあって、直接会わなくてもこんなに供給されるものがある。お金を掛けてもらえている。文字通りの贅沢です。至れり尽くせりです。有難いことです。

それでも生身の彼等に会えない、というか彼らの本業とも言えるステージ上での活動が出来ないという事実は、私を含むヲタクの熱量を確実に奪っていた。

なんで定期的に生存確認が出来るのに、こんなに前みたいな熱を取り戻せないんだろうと自分に悲しくなることもありました。


デビュー1年目は誰もが感じるであろうJr.時代からの環境の変化に伴う動揺に加えて、人生で初めて感じる種類のやるせ無さを抱えながら彼等を見守った年でした。

 

 

年が明け、何となく「これ有観客行けるのでは?」といった空気感がエンタメ業界に流れてきたころ、同じく滝沢歌舞伎も例年通りの新橋演舞場での公演が行われることになった。で、初日に行けることになった。

 

歌舞伎の少し前に演目が好きすぎて通いまくった別界隈の舞台があったのですが、久しぶりに「現場再開します!」って言われてから脳天フル稼働で急にヲタクするの、あれ本当に無理です。忘れてる。

申し込みの仕方とか公演日程からの仕事の読みとかなんなら当日の持ち物に至るまで、本当に色々と感覚が鈍ってるのを実感しました。身体が忘れてるんです完全に。気持ちが追い付いてても強制的に期間空くとマジで全部忘れてた。ちなみに告白すると御園座の申し込みフルで出来てませんでした!!忘れた!!!!!※そもそもの問題

 

 


さてはともあれ、久しぶりの演舞場。グッズは会場で買えないし、お弁当は客席で食べれないけど、毎年春に足繁く通った新橋演舞場

ふかふかの椅子に座って満員で埋まった客席を見渡したら、なんだかものすごく、安心したんです。日常のひとつがようやく取り戻せたような、どこか懐かしさを感じるような、そんな安堵感。


空いた期間に現場はときどき入ってたんだけど、びっしり埋まった客席ってちょっと久しぶりで。

というのもこの前SHOCK行ったら払い戻し対応をしていたのもあり、自主的に観劇を自粛した方の席がぽつぽつ空いていてたんです。もう10年以上通ってきたけど初めての景色でした。誰も悪くない。命を守るためのそれぞれの真っ当な判断なのは理解をしている上で、そう判断せざるを得ないこの状況と、いつも満席だった帝国劇場に少しずつ空きがあるのは、とても表現が難しいのですが、寂しかった。

 


なので余計にこれまで通っていた場所が、以前と近い状態に戻った姿を見れて嬉しかったんです。やっぱり満員*4の客席の雰囲気って全然違う。わくわくした空気感、すごくホッとした。見に行く側がこんな気持ちになるのだから、ステージからこの景色を見たら、どんな気持ちになるんだろう。


自分で言うのあれですが、「ステージはお客さんがいてようやく成立する」という言葉の意味、ちょっとわかった気がしました。熱気も、空気も、高揚感も、そこにお客さんが座っていることで生まれるものは絶対にあるし、烏滸がましいかもしれないけど、観に行く自分たちも舞台を完成させる1つの立派なピースだったんだなと思って。

 

 

恐らくほぼ全員が1年半振りの現場は、どうしたってちょっと特殊な緊張感があった。だって結果的に、これがデビューしてから初めて会うSnowManだったから。知り合いでも久しぶりに会う人ってなんか緊張するしよそよそしくなるじゃないですか。そんな間柄でもなんでもないんだけど、例えるならばそんな感じ。でもどんなに間が空いても直接会わないとわからないこと、アイドルとファンにだってあるのだ。

 

何度も何度も見てきた滝沢歌舞伎なのに、幕が上がった瞬間に鳥肌が立ったしなんか脳味噌ぶわ〜〜〜なってチャクラ開いた感じがしました。なんか出た。宗教で教えが拓けたときってこんな感じなんだろうか……

 

そのときの客席からの拍手、この日を迎えるまでのファンの想いが乗ってたように感じたし、私も届け届けと願いながら手を叩いた。それだけで泣きそうになった。あったかかった。久しぶりにスポットライトを浴びて立つSnowManを見て、これもまた安心したからでしょうか、目から涙が溢れた。1年半待ち焦がれた阿部くんが、前と変わらず笑顔でステージに立っている。これがどれだけしあわせなことか。皆ほんとうに久しぶりだね、元気にしてた?今日を同じように楽しみにしていてくれた?久しぶりに客席が埋まった景色を見て、今どんな気持ちですか?緊張してる?届かない言葉を勝手に浮かべてはその答え合わせをするように、目の前に好きな人がいる幸福をゆっくりゆっくり噛み締めた。


久しぶりに見た本物の阿部くんは本当〜〜〜〜に眩しくてかっこよくて、やっぱりステージできらきらしてる時が一番素敵だし、私が好きなアイドルの姿はやっぱりステージでこそ見れるんだって思った。バラエティ頑張ってるのも綺麗に写真に納めて貰うのもかっこいいPVも看板もCMも嬉しいけど、私はアイドルとしての阿部くんがいちばん好きだから。歌って踊ってキラキラしてる阿部くんが最高に好き!!!!って再認した。

 

内容はThe Movieをそのまま舞台化した感じだったけど、医療従事者の方へのメッセージを込めた新曲が足されていて、早くその現場で働くすの担の友達に見て欲しいな〜と思った。WSでも流れたけど、こういうパフォーマンスがみんなに届けられるのは配信ならではの良さだと思うので配信自体はこれからもあるといいなと思う。ハイブリッドが一番いいですよね。

 

カーテンコールで岩本くんが「今日まで頑張って生きててくれてありがとう」と少し声を詰まらせながら言ってくれたこと、幕開けたら泣いて人がいっぱいいて嬉しかったのを教えてくれたこと、それを受けて「いや今ハンカチ出した人いるっしょ!?」と客席をいじってきたこと、飾らない姿でファンの前に立ってる姿にデビュー前から変わってたところなんてひとつもなくて、私の好きないつものSnowManだった。

 

 

加えて客席に向けた言葉に「今ここにいない人も」と言ってくれたこと、そういう優しさがすのに増えたこともすごく嬉しかった。

それこそ公演の再開が決まりライブ配信のあった5月9日に更新された渡辺くんのすの日常、自分の書いた文章を読む人にいろんな立場の人がいることを最大限配慮した上で、実際にステージに立つ立場で言えること言いたいことを気を遣って伝えてくれてるのがとても伝わってきた。

もう観劇出来た人、観劇する予定だったのに見れなくなった人、チケットが取れなかった人、中止を免れてこれから見にいく人。膨大な数になったファンの、いろんな種類の複雑さを汲み取ろうとしてくれる優しさがあった。何をどう解釈されるかわからないから、とても悩みながら書いてくれたのも伝わってくる。

""良い文章""を意識して綺麗な言葉を並べた文章よりも何よりも、素直で率直な自分の言葉で綴られた文章の方がよっぽど尊くて美しい。そういう意味でとても素敵なブログだと思ったので、是非読んでみて下さい。

そもそもこういうことを渡辺くんが発信するようになったこと自体、良い意味でかなり衝撃でした。何様すぎてごめんなんだけど、本当に、変わったなと思いました。頼もしくなった。みんなそうだよ。

 

愛おしさ温かさをそのままに、SnowManは本当に立派で頼もしいグループになっていました。

 

 

実際に観劇して、「楽しかった」って気持ちより「日常が返ってきた」って安心の気持ちのほうが強かったんです。

 

満員で埋まった客席も、久々に見たメンバーみんなの顔も、見ている間の高揚感も、終演後の幸せな空気に包まれた劇場の前も。全然戻って来てないことばかりだけど、自分の日常だったものたちが少しだけ帰ってきたことをちゃんと実感できることは、涙が出るくらい嬉しかった。そう思うことすら私は忘れていた気がする。

 

上で書いた「なんで前のような熱を取り戻せないんだろう」の理由、やっぱり私にとっては「日常だと思っていたものを失っていたから」だったんだと思います。それはデビューしたから変わったことよりも、ファンの前でパフォーマンスする姿とか、埋まった客席とか、歓声をいっぱいに浴びてるところとか、そういう場で生まれるキラキラ感とか、私がすのを見てて一番楽しいな好きだなって思う瞬間がどうしてもご時世的にも一番難しいことだったから。

 

アイドルってとても、特殊なお仕事だと思う。人前でパフォーマンスするのが全てじゃないけど、映像や音声やバラエティも楽しくて素敵だけど、どうしたって人前に立っている姿が私には一番輝いて見える。

自分たちがいないと輝けないとかそういうことではない。でも、ステージ上で眩しく光るタレントに対して「大丈夫だよ、輝いているよ」って彼らの放つ光を反射して見せてあげることが、もしかしたらファンの役目なのかもしれない。ファンはタレントの鏡だと言うけれど、もしかしたら「光を跳ね返す」って意味もあるのかもしれない。

私はこれからも、眩しいくらいの彼らの輝きを、客席から反射して見せてあげたい。

 

 

久しぶりの自担の現場、仕事が暇ということもなくそこそこにバタバタした状態で入ったけど心身ともに驚くほど元気になりまして、睡眠時間4〜5時間を繰り返していたのにニキビがみるみる治っていくという事態が起きたのでチケ代は医療費ということを身をもって実証してしまいました。

そんな冗談はどうでもよくて、現場はやっぱり互いが確実に元気になれる場所であってほしい。そのためには何も気負わずに、元気に劇場へ足を運べる環境が一刻も早く訪れてほしい。

 

滝沢歌舞伎ZERO2021、御園座千穐楽までお客さん含む全員が、どうか笑って駆け抜けることが出来ますように。再び動き出した時間が、どうか止まらないように。

 

 

春の踊りは、よおいやさ!!!

 

 

 

*1:パワーワードだよね「タイには行かなかったので」って‥行ける現場行けるうちに行ったほうがいいのはマジです。このとき本当に痛感した

*2:文字打って懐かしすぎて震えたけど別に遥か昔ではないんだよな時間的には 環境の変化が激しすぎた

*3:ねえエイベ、あたし達の出会いを覚えてる?©︎NANA 俺たちが注ぎ込んだ応募権利はどこへ………

*4:感染防止のため最前列や花横は空けています。売った座席がフルで埋まっている、の意

ジャニーズ事務所の天井を感じている

なんか今、言葉にできる元気が辛うじてあるうちに書いておきたくてこれを書いている。勤務中である。

その時々の気持ちの鮮度は時間が経てばうまく思い出せないくらいに落ちてしまうから。

 

 

自分の気持ちについて上手く整理は出来ていないけど、私がどうこうは置いておいて、デビューから1人も欠けることなくここまで6人でいてくれたことに、まずは最大の感謝を示したい。

「この6人じゃないとV6じゃないから」という名目でピリオドを打つのもあまりに優しくて、最後の瞬間まできっと好きを更新してくれるんだろうなと思って嬉しくて悲しかった。

 

アイドルが有限なことくらいわかっていたつもりだった。相手が同じ人間で、アイドルとして活動するより自分の思い描く人生を生きてほしいと、それはファンとして最低限の願いだと、ずっと言い聞かせていたつもりだったのに。

どうして何回も永遠を夢見ては勝手に傷付いてしまうんだろう。

 

 

剛くんの決断に、1ミリの恨みもない。動画も見た。声明も読んだ。誠実な言葉で、皆で決めたことにきちんと理解をした。どうか自分のせいでこうなってしまったとか、そういう気持ちにだけはならないで欲しい。

それでいて勝手に悲しくなってしまっているのは私個人の問題なので、それは気にしないでほしい上で、どうか、許してほしい。

 

 

そしてここからは、所属するタレントやそのパワーとは全く関係のない話です。

 

 

もうジャニーズ事務所は、何かが限界なのかもしれないと思った。

脱退とか解散をするとか、そういう手段を取らずに事務所ごと抜けてやりたい仕事がある人がこうも続くと「この環境では出来ない仕事がある」という事が多少は関係があるはずです。というか、そう言ってるようなもんですよね。

 

それって事務所単位で、何かがもう限界なんだと思います。少なくとも今のマネジメントの形態では、もう難しいところまで来ているんだと思います。そもそも自分のやりたい仕事を事務所レベルで天秤にかけることをタレントに強いなくてはいけない環境はタレント事務所として、ちょっと酷ではないでしょうか。

本当はタレントを守ってくれるのが事務所のはずなのに、 企業としてのブランディングを尊重しすぎるが故にタレントが歯がゆい思いをするのは、何というか、互いに不幸だなと思う。そこで殺されてるタレントの可能性があるとしたら余計に。

 

辞めたいと思った人が辞めやすくなったのは、企業としていい方向に向いているとは思うんです。

それでいて退所後に得ている仕事のふり幅とか見てると、確かにこの事務所に囚われる意味って何だったんだろうかと思うことは正直ある。タレントの中でのジャニーズ事務所への価値観や存在感はここ10年くらいで大きく変わってきたと思う。

 

囲い込めとかそういう意味ではなく、この事務所はその変化にこれから対応していく気はあるんだろうか。

タレントにとってこの事務所は、魅力的であり続けてくれるんだろうか。

 

 

ただ企業単位でオタクが見てもオワコンだなと思うことは多々あっても、それを微妙にジャニーズ全体のタレントパワーに結び付けて「ジャニーズ終わりじゃん」みたいな言われ方をファン以外の人から軽率にされると未だにちょっと凹むし悲しくなるからオタクって面倒ですよね。

 

 

 

健くんは、これからどうするんだろう。

周年でみんなにおそろいのV6Tシャツをプレゼントした健くん、学校へいこうの復活で泣いちゃった健くん、家族や兄弟のようにメンバーに触れたり甘えたりV6での仕事のとき、他で見せないくしゃくしゃな笑顔で笑う健くん。

みんながブイを大切に思う気持ちはいつもちゃんと伝わってきていたけど、贔屓目なく健くんからはよりいっそうグループへの愛情を感じていた。

 

健くんにとってあまり触れられたくない話かもしれないけど、ブイの結成をジャニーさんに持ち掛けられたとき、「剛を入れたい」と言ったのは健くんだった。

「ユーが一番になれないけどいいの?」と聞かれても、健くんはブイに剛くんの席を設けることを譲らなかった。

今回のFC動画の健くんの視線とか口数とか表情とか見てたらなんかそのエピソードが脳裏に浮かんで離れなくて泣いちゃったんですよ。

剛くん関係なくても、健くんの思ってることは動画の様子を見ていたらなんかそれとなく伝わってきて、確信のないただのオタクの邪推だからそうだよねそうだよねって勝手に共感して勝手に苦しんでみたりした。にこ健でも触れてくれてありがとう。健くんが書きたいと伝えたいと思ったときに記してくれたら、それでいい。

 

 

 

書きたいことだけ書いてたらよくわからない記事になっちゃった。書きながら私は本当に都合がよくて夢見がちで面倒なオタクだなと思った。

私の今の率直な気持ちを整理したくて書いただけなので他意はありません。

最終お互い元気で楽しく生きていられればそれでいいんだよなという気持ちにはなってきたからこの辺でいったん締めることにします。消すかもしれないし、残すかもしれない。

 

今はただ、今年の11月1日が彼らの思う形で締まることを祈ることしか出来ないから。

 

 

 

 

あと今回も散々見られましたが、自分の好きなタレントが関係しない人事に対して「それに比べて○○(応援しているグループ)は何年経っても一緒で本当すごい!奇跡!」みたいな文脈で呟いてる人、マジで誰も救われないのでやめたほうがいいですよ。

今回に関してはキンキでしたけど、人事に該当した側はもちろん対比に持ち出されたグループの該当でも別に何も嬉しくないし共感しません。感謝したくなるのはわかるけど、引き合いに出してネットの海に流すのは普通に品が悪いと思います。

 

2019年のSnowManへ

拝啓SnowMan

 

こんにちは。今日は東京は暖かいみたいですね。ここまで寒い日が続いていたけど、あったかくして元気にやっていますか?今頃紅白のリハーサルの最中でしょうか。



さてさて2019年、いや~~~すげえ年だったね



突然のメンバー加入、伝統舞台の主演引継ぎ、怒涛のメディアラッシュ、社長の死、社の組織変更、そしてデビュー。これ全部年内です。何をそんなに生き急いだ・・?


良くも悪くもファンにとって今後応援を続けるか否かに関わるような出来事って1年の間にこんな濃縮されることあるんだなと思った。今年のすの担のメンタルジェットコースターぶりと言ったらなかった。阿部くんが死にそうになってた高飛車もびっくりの高低差!!!!!

 

 


Snow Man 【富士急ハイランド編】目指せ!絶叫マシン完全制覇

 

それでも今日も私がすの担を名乗っているのは、結局は「このメンバーで、SnowManとして頑張りたい」って意思がちゃんと伝わってきたからだと思います。


メンバー同士を信頼し、尊敬し、与えられた仕事に真摯に向きあうという根っこの部分が変わっていなかったから。変わったことは山ほどあるけどその根幹がしっかりしていたから、私はこれからも応援し続ける選択肢を取った。

 

 

いろんなことがあったから、SnowManというグループへの想いの抱え方は人それぞれです。どの時代であれ、一度でも「SnowManが好き」と思った瞬間があったことは揺るぎない事実だから、それぞれの「好き」を大事に持っていることは、どうかこれからも許して下さい。

前のブログでも書いたんだけど、そういう瞬間がこれからお互いもっともっと増えていったら、いいなあ

 

 

愚痴を言ってるみたいになってしまったけど、皆の目に直接見えるところで、きっと沢山の意見を貰ったと思います。それはもちろん前向きなものもあれば心無いものまで、本当にいろんな声が届いたと思う。自分たちの意思を違った解釈で捉えられて、これまで以上にむずがゆい気持ちにもなったかもしれません。

 


デビューが決まって沢山の人の目に触れられるようになってからは、なんとなく風当たりが強くなった気もしていて。不甲斐ないことが書かれたり、なんでこんなこと言われなくちゃいけないんだろうって感じたことが何回もあって、それは意図的に探そうとしなくても目にする機会が前より増えた。悔しかった。



でもSnowManのことを知っている人が、本当に本当に沢山増えたんだよ!


別のグループのファンの方が気になってるって言ってくれたり、ジャニーズのファンじゃない人の口からSnowManって単語を聞く機会も同じくらい、いやそれ以上に、沢山の人がSnowManの事を知り、注目しているんだよ。私から言わなくても話し相手から「SnowMan」って単語が出てきて、今年何度も驚いた。知ってるの!?って嬉しくなった。



これからはもう、今後SnowManがどう振る舞っていくかに全て掛かってると思います。強い向かい風は舵次第で強い追い風にできます。それはすぐには難しいことだから、今はぎゅっと堪えるしかないかもしれないけど、それを努力と実力で塗り替えることはいくらだって出来るよ。

 


ほかのデビュー組にも事務所外にもない、SnowManにしかない武器をこれからも探し続け、磨き続けてください。

 


あと結局そういうヘイトスピーチ的なものって、自分で見ないようにして精神衛生を保つしかないんです。すべての声を受け入れようとしなくていいんだよ。また誰かいろんな事を抱え込んで、パンクして泣いてしまうの、私は嫌だな


そんな言葉が埋もれてしまうくらいに、どうか優しい言葉がSnowManの周りに溢れますように。

 



今はただただ、これからSnowManが見せてくれる景色が楽しみです。


みすのの時にぼんやり遠くから見ていた彼らが11年もの月日を掛けてデビューをするなんて当時は思いもよらなかったし、ましてや自分が応援する日が来るなんてもっと思っていなかった。その11年の道も、当時を知らない私が簡単に紆余曲折だなんて表していいのか躊躇してしまう。こうして結果としてデビューが決まって、何というか本当に、良かった。



あとYouTubeの卒業企画で話題に出ていた南座の動画、懐かしくなって久しぶりに見てみたんだけど、今の雰囲気からは考えられないくらい皆たどたどしくて笑っちゃった。私は今のSnowManの雰囲気も、結構好きだよ。

 

 

 

来年もみんなの夢がたくさん叶いますように。理不尽な出来事や言葉が、行く先を阻むことがありませんように。愛でありふれた毎日になりますように。

 

紅白にカウントダウンと縁起のよさそうな年末年始、これからもっと忙しい日が続くかもしれないけど、どうか身体には気を付けて。

 


それでは、良いお年を。テレビの前で会おうね!

 

憧れの終着点に着くまで 〜SnowMan、阿部亮平くんへの祝辞〜

 

※この記事を読んで頂くにあたって

・これはあくまで2017年から阿部くん、SnowManを追い始めた新規の書いたものだということを念頭に読んで頂ければ幸いです。それ以前の事はすの担10年戦士のお友達に校閲をしてもらいつつ書いていますが、解釈と事実にズレが生じている場合があるかもしれません。

・阿部担として書いた記事ですが、他のメンバーを下げる意味で書いた部分は一切ありません。もしそのように取れる文脈があったとしても、そのような意図で書いているつもりがない事はご理解頂けますと幸いです。

・全ては自己満なので支離滅裂っぷりは許して欲しいですの〜

・増員についても触れていますので、この時点でモヤる可能性がありそうな方は今のうちにブラウザを閉じる事をオススメします。

・全ての事象につき、誰かの事を故意に傷付けるような書き方をしないよう最大限配慮をした上で書いたつもりですが、いろんな意見や考え方があるかと思います。全てはあくまで1個人の意見ですので、ご自身のご判断で読み進めて下さい。不快に思っても石投げないでお願い

 ・思うがままに熱く書いたらすげ〜〜〜〜長くなっちゃったビックリ〜〜〜〜!!全然読み返す気起きない〜〜〜〜〜セルフ1万文字インタビューです。(マジで約1万文字あります)暇な時に片手間で読んで下さい

 

 

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